迷走する東芝は日本の未来を占う試金石だ…経営方針説明で明かされた「2つの課題」

東芝が現在何を考えているか、については少しだけ古い情報にはなるが、2022年6月2日に開催された経営方針説明会の動画が役に立つ。そこでは、3月24日の臨時株主総会の直前、3月1日に慌ただしく次のCEOに指名された島田太郎氏が、新たに任命された執行役員陣として検討した長期ビジョン・企業価値向上施策を「東芝グループ経営方針」として発表している。この説明会に至る時系列な整理としては、3月1日に綱川CEOが退任、3月24日の臨時株主総会で東芝の提示した2分割案は否決（同時に3Dインベストメントの非公開化案も否決）、4月7日に「潜在的な投資家やスポンサーとのエンゲージメントと戦略的選択肢の検討を行う」ため独立社外取締役で構成された特別委員会が設置され、4月27日には潜在的な投資家、スポンサーから「当社の企業価値向上に向けた戦略的選択肢（非公開化を含む）」に関する提案を募集、が決議されている。
Source: 現代ビジネス

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