オイシックス・ラ・大地がシダックスにTOB
オイシックス・ラ・大地は8月29日開催の取締役会で、シダックスの普通株式を公開買い付け(TOB)で取得することを決めたと発表した。
投資ファンドでシダックス筆頭株主のユニゾン・キャピタルが所有するシダックス全株式の取得を目的に、TOBを実施する。ユニゾンが保有する株式27.02%を買い付け予定の下限とし、上限は33.34%としている。下限に達しない場合は買い付けをしない。シダックス株式の上場廃止は企図せず、TOB成立後もシダックスの上場を維持する方針。
買い付け価格は1株541円。上限としている株式の買い付けが成立した場合、取得価格は98億円規模になる。
オイラ大地は6月、ユニゾン・キャピタルの保有株を買い取ると発表していた。
シダックスの事業(画像はIR資料からキャプチャ)
オイラ大地のTOBは、シダックスグループが手がける各種事業との業務提携の検討を加速することが目的。特に、医療施設、高齢者施設、保育園、事業所などに向けた集団給食事業を含むフードサービス事業との連携を視野に入れる。
フードサービス事業の市場概況(画像はIR資料からキャプチャ)
オイラ大地はミールキットの一般消費者販売がメイン事業で、2022年から「国内BtoBサブスク」事業をスタート。BtoCサブスクで培った子ども向けメニューノウハウを生かし、保育園給食に特化した「業務用ミール
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