世界は「大観光時代」へ|課題は訪日旅行消費拡大
金融情報メディア TheFinance で、デロイト トーマツ コンサルティングが寄稿している金融×新潮流の連載3回目として、「日本のインバウンド観光の発展に向けた金融の役割と最新トレンド」という記事が掲載されています。アフターコロナのインバウンド観光業界の課題とトレンドが整理されています。インバウンド観光の課題は、外国人観光客のソース市場がアジアに偏っている点、観光施設インフラの不足、外国人観光客一人当たり消費額が、欧州や中国を訪問する旅行者と比較して低い点をあげています。2022年5月にダボスで開催された、世界経済フォーラムの「2021年旅行・観光開発指数レポート」において、日本は旅行・観光競争力ランキングで初めて1位となりました。このランキングでは日本のインフラは高く評価されています。強みを生かしてアピールしていくべきでしょう。多いアジア市場へは、より日本ファンを増やし、訪日回数と消費額を増やしてもらう。欧州市場の潜在顧客へ、日本の魅力を伝えて、新たに日本に訪れてもらう、外国人富裕層に対して、日本に来たいと思わせるキッカケを作る、など打ち手が考えられます。コロナ以前、外国人観光客は大幅に増加し、2019年には3,188万人と2016年当初2020年までに3,000万人としていた政府目標を前倒しで達成しました。(参照※2、グラフa)一方、2020年までに8兆円を目標に掲げた訪日
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