実は「失敗」ってそんなに多くはないんじゃないだろうか。
失敗って、どういうことなんだろう?「あなたが失敗したんだから自分で責任取りなさい」「明らかに御社の失敗ですから補償してください」「あの人と結婚したことが最大の失敗よ!」いくらでもあるように見えて、その大半は「予測違い」のことを指してない?こういう戦略でいけばうまくいくはずだ。が、外れた。こういう業務提携をすると儲かるはずだ。が、そうならなかった。この人と結婚すれば幸せになれるはずだ。が、まぼろし~。どれもこれも予測したことがそうならなかったというだけ。それをあえて「失敗」と強調するならば、人は予測して行動することを恐れるようになる。現に、そうなってきている。誰かが示した答えどおりに動こうとする様子があちこちに見られる。「失敗しなきゃいいんだよ!」と言われても困る。未来が見えるわけじゃないんだし。人は皆、見えない明日を「たぶん今日と似ているだろう。だったら安心できる」と予測して生きている。「明日、大災害が発生する」と分かっていたら平気な顔をして今日を過ごすことなどできやしない。予測できない明日を迎える連続が人生なのだから、人生に予測違いは付き物だ。だとすれば、予測違いを何度か経験して、その理由をなるべく早く改善していくことがうまくいく近道で、その意味で「失敗は成功の母」と言っているのならば理解できる。世の中、特にビジネスの世界では、神様か!? とツッコミたくなる会話がまことしやかに交
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