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元首相が選挙演説中に白公衆の面前で暗殺されるというとんでもない事件が起きました。治安が良いといわれる我が国で、白昼の拳銃による暗殺事件に衝撃を受けた方も多かったと思います。この治安の良さによる油断で警備に問題があったのではないか、という声も多く聞かれます。もちろん結果論にはなるのですが、問題がなかったとはいえないはずです。起きてしまった事は戻せないわけですから、事件が起きた背景・根本原因・再発防止策を様々な観点から検証していくことは必要となるでしょう。また、今回の事件に関する一連の報道の中で「無敵の人」というインターネットスラングを知りました。「無敵の人」とは、犯罪を起こしても社会的な地位や家族など失うものがない人という意味で、2008年頃からインターネットの中では使われてきた俗語のようです。特に40代~50代前半の世代はバブル崩壊後の就職氷河期で、このような立場に陥ってしまっている人が相当数いるはず、とのことでした。「無敵の人」は、捕まることを厭わないため、犯罪抑制力が極めて弱く、凶悪犯罪を起こしやすいとかねてから指摘されていたそうです。確かに今回の犯人も現在は無職で一人暮らしということでこれに当てはまるということになるのでしょう。大阪の診療内科や京都のアニメーション制作会社で起きた放火事件、少し前になりますが秋葉原で起きた無差別通り魔事件も同じような境遇の人の犯行だという分析が

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