通常保険付保を行う動機は自らの被保険利益を守る為のものである事が多いですが、住宅ローンなど他社のファイナンスを活用する場合には、貸し手の債権保全のために保険付保を求められる場合があります。住宅を購入し、住宅ローンを利用する場合には銀行から火災保険の付保を求められ、質権設定を行う事で保険金受取権を留保し、万が一の事故の際に担保物件が滅失しても保険金で債権保全が図られる事になります。企業の事業活動においても、プロジェクトファイナンスなどの他社ファイナンスを活用した事業があり、貸し手からは同様に債権保全のための保険付保を求められる事になります。住宅物件と異なり、企業のプロジェクトは内容もリスクも千差万別ですから、貸し手側にアドバイザーとして保険代理店やブローカーが指名され、プロジェクトに合った付保条件を設定したり、手配された保険が条件に合致しているか確認する役割を担うことがあります。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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