731,732,733,734日目 両利きの経営をやろうしてる人はすぐにやめなさい
両利きの経営と言うバズワードがあります。端的にいうと、「利き腕で既存事業をやりながら、 反利き腕で新規事業をやろう」と言うことです。「既存事業が脱炭素化、デジタル化なので衰退していくので、成長は期待できない。だから新規事業で成長していかないと」と考えている企業の経営者は、「両利きの経営?なんか良さそう」とバズワードという餌に食いついてしまいます。両利きの人は生まれ持って両利きです。なので、利き腕といい概念はありません。利き腕が決まってしまっている人が、両利きになることはないでしょう。実際にやってみてください。反利き腕で箸を持ち食事をしてみましょう。反利き腕で歯を磨いてみましょう。生活に支障が出るでしょう。すぐに利き腕に戻してしまうでしょう。同じことが経営でも起こります。新規事業をしたいので有れば、利き腕でやることを変えていきましょう。利き腕で持つ道具を変えて、新しい道具の使い方を覚えましょう。利き腕が決まってしまってから、両利きになるには無理です。それにしても、「両利きの経営」ってすごい言い訳のできるバズワードですね。新規事業が出てこなければ、「利き腕で深化して、反利き腕で探索をすることだ」と非常に曖昧で混乱する表現で誤魔化して逃げれる言葉です。捨てられる前に、捨てましょう。 中小企業の両利きの経営 <未来を創る10の視点>
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