6月24日に最高裁が女性に中絶の権利を認めた1973年の「ロー対ウェイド」の判断を覆し、全米に大きな波紋を広げた。約50年にわたって合憲としてきた女性の権利を奪ったとして、大きな反発を招いている。トランプ時代に3人の指名で判事の構成が保守派有利になった結果。ただ反発は強いものの、政治的にリベラル派、民主党への追い風にはならない。中絶問題は、宗教的倫理的理由からだけでなく、避妊代わりに使うことで先進国でも飛び抜けた比率を示すという、爛れた米国の性風習への反発も強いからだ。
Source: 現代ビジネス
コメント