はたらくFUND 2021 Impact Report (4)
7.本ファンドにおけるインパクト測定・マネジメント(IMM)の実践(1)本ファンドのToCの実現に向けた進捗本年度は、本ファンドのToC実現に向け、新たに3社への投資を実行した。また投資後においては、既存投資先を含む6社に対して各社のIMMをサポートする非財務的な支援を行った。新規投資先となったCureapp社、Linc社、Compass社を含む、本ファンドの投資先の、本ファンドのToCにおける位置付けは、下図の通りである。このうちCureapp社は、スマートフォンによる生活習慣病の治療アプリの開発を通じ、働く世代の心身の健康の保持増進および生活習慣改善に取り組んでいる。この活動は、医療の領域から本ファンドが目指す「多様な働き方・生き方の創造」の実現に貢献することが期待される。続いて投資を行ったLinc社は、高度外国人材に対する支援を行うインフラ構築により、国籍問わず多様な個人が主役になる多文化共生社会の実現を目指している。 こうした当社の活動は、同じく「多様な働き方・生き方の創造」に資する可能性が高いと判断した。最後に、3社目となったCompass社は、日本国内において拡大する所得格差の解決を目指して、自治体と連携したオンラインサービスを開発し、低所得状態にある層に適職への就業機会を提供している。この事業は行政によるセーフティネットのデジタル化とともに、「個人の自分らしい働き方」
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