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個人情報漏洩

 先日、尼崎市で全市民の個人情報の入ったUSBメモリが委託業者社員のカバンと共に紛失し、その後に発見されたということがありました。 紛失公表後は市役所に1万件を超える苦情や相談が殺到したようですし、発見後もまだ多くの電話に対応していることは間違いなく、コールセンター的なところである程度、捌いたとはいえ、市役所としては相当業務に支障を来したのではないかと思います。 臨時給付金という、国が急に思い立った業務を全国でやることになって、各自治体は委託先の確保に苦労したと思いますし、通常業務の委託に比べても短い選定期間の中で、あるいは飲食店の見回りと同様に、これまであまりそうした実績のない会社に委託したケースもあるかもしれません。 プライバシーマーク制度があっても、どこまで実効性が高い取組が行われているのか、これまでも名だたる大企業で同様の個人情報漏洩が起きて、その再発防止策は取られてきましたが、そうした対策により、紙に転記して呑み込むようなことでもしない限り、情報漏洩が起こり得ないような仕組みを導入できたのか、あるいは社内教育とか責任の明確化とか契約上の損害賠償とかソフト的な対応で何とか再発しないように「努める」ようなことで、何とか再発しないようにしているのか、今回も第三者検証委員会のようなものができるようですので、そこで検討されるのでしょう。 とはいえ、あまりにハードルの高い取組は、行政

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