さあ夏のボーナス、都庁職員の本音は「○○過ぎる」
6月30日は、国家公務員と地方公務員に夏のボーナスが支給される日です。毎年この時期になると、平均でいくらとか前年比で上がった下がったとメディアが報じますが、そこはあまり核心部分ではありません。 民間大手企業の夏のボーナス水準は、コロナからの業績回復により前年比大幅アップと既に伝えられています。しかし、そもそも公務員のボーナスは、民間企業とは異なり、景気連動性がとても鈍い構造になっています。国であれば人事院勧告です。都庁なら人事委員会勧告により前年の10月時点で年間何ヶ月分とすでに定められています。 この勧告の元になっているのが民間企業の給与調査です。都庁の場合、企業規模50人以上かつ事業所規模50人以上の事業所を1千数百社無作為抽出して調べ上げ、公と民の差を埋める形で給料やボーナスの水準が決定されます。 その昔は、勧告が出る秋に組合がストを実施していたこともありました。スト決行となると都庁舎に入ることができなくなるため、一般職員は朝から都庁周辺の喫茶店で時間をつぶすというのどかな光景が見られました。まあ、近年では組合にストを打つ力は全くありませんが。。。 閑話休題。 都の場合、昨秋の勧告はボーナス年間4.45か月分。夏と冬でざっくり分けると、夏冬それぞれ約2か月ちょっとの給料分のボーナス額です。景気連動性が低いと申し上げたのは、この調査によるものです。まず、調査は前年に実施されま
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