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プロデュース思考の全体像②

Ⅱ. STRATEGY どんな方法によってプロデュースを実現するか鍵になる質問(3)「コアテーマは何か(突破口を開く鍵となるアイディアは何か)」(4)「自分に何ができるか(自分の果たす役割は何か)」(5)「誰に何をやってもらうか(誰にどんな役割を担ってもらうか)」プロデュースには、実現に向けて、どうすれば壁を突破できるかという問いに答えを出す戦略的な要素がなくてはいけない。これを切り札にできるから実現するのだ、という戦略や方法論をしっかりとイメージできれば、具体的成果が生まれると信じることができる。そして、モチベーションを長く維持することもできる。これがあるからプロデュースできる、という鍵になるアイディアがほしいのである。数々ある制約条件のなかで、壁を越えて成果を生みだすためには、大胆に焦点を絞って取り組むテーマを設定するのがコツだ。たとえば、競合G社に独占的にシェアをとられているX地区を担当することになった飲料メーカーP社の営業マンSさんが、ほとんどシェアゼロの状態から二年以内にシェアを逆転し、P社製品をX地区のトップブランドにするという「すごい仕事」をしたいと考えたとしよう。普通なら、X地区の飲食店をくまなく回って一から地道に関係づくりを進めていくところだが、それでは長年にわたって築きあげられたG社と多くの店の関係を切り崩して二年以内にシェアを逆転するのはとても無理だという状況

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