クリエーティブ・ディレクターの存在意義と可能性を考える〈前編〉 ~古川裕也事務所 古川 裕也×博報堂/SIX 藤平 達之対談〜
古川 裕也氏、藤平 達之氏
ブランドのパーパス(存在意義)が当たり前になり、クリエイターが広告を超えたさまざまなアクションを創り出すことが求められる時代。
そんな時代のクリエーティブ・ディレクターの存在意義と可能性を読み解くために、元電通で現・古川裕也事務所の古川 裕也氏と、博報堂/SIXの藤平 達之氏という2人のクリエーティブ・ディレクターによる対談がウェブ電通報と博報堂センタードットマガジンの特別企画で実現しました。
パーパスをアクションに昇華させるためのアプローチである「PJMメソッド」を提唱・実践する藤平氏と、パーパスが叫ばれるよりはるか前から「存在意義」を定義することの重要性に着目し、自らのクリエイティブで体現してきた古川氏。
ともにパーパス/存在意義を大切に考えてきた2人は、これからのクリエイティブ産業やクリエーティブ・ディレクターについて、どのように考えているのでしょうか?
誰もが言う「クリエイティブの拡張」、それって何のため?
藤平:DX(デジタルトランスフォーメーション)などの大きな潮流の中で、クリエーティブ・ディレクターの役割も大きく変わってきていると思います。今日は古川さんとそのあたりをディスカッションできればと思っています。まず「クリエイティブの拡張」というテーマからお話しさせてください。
古川:
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