「うちは大丈夫」と思って対策していない家族に限って、相続トラブルが起こってしまうもの。場合によっては、「争続」と呼ばれるほど深刻な争いに発展してしまうケースも少なくありません。倉橋翔子さん(53歳・仮名、以下同)の父・猛さんが末期の胃がんで倒れたのは、約3年前のことでした。救急搬送、入院、ホスピスへの転院と一人で父の世話をする日々が続き、治療費や介護費用もかさみます。猛さんの死を目の前にして「父が亡くなったら本人名義の口座が凍結されてしまう」と焦った翔子さんは、介護費用や葬儀代として250万円を引き出しました。これが後々大きな火種になるなんて、その時は予想もしていなかったのです。
Source: 現代ビジネス
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