パート2に引き続き、バルザックの小説『ゴリオ爺さん』の感想を書いていく。パート2では、各メイン登場人物のギブ&テイクに対するスタンスの違いについて書いた。二つ目のトピックは、r>gの関係についてである。r>gとは、経済学者トマ・ピケティが著作『21世紀の資本』で主張した理論であり、資産運用により得られる収益(r)は労働により得られる収益(g)より大きいため、格差は拡大し続けるということを主張した。彼の理論は膨大なデータに基づいており、また肌感としても事実なのだろう。アメリカでは、2018年時点では最も裕福な10%が家計資産の70%を保有しているという。1989年時点では割合は60%であり、富の集中が進んでいることがわかる。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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