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熊谷の百貨店のことを真剣に考えたら、スマホ教室をやることになった。

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2020年12月、約230人の先輩たちが退職した。いわゆる早期退職だが、普通の早期退職ではない。

僕の勤める電通という会社は、ちょっと変わった退職制度をはじめた。それは退職後、個人事業主となった元社員と業務委託契約を結ぶ、というものだ。制度の対象となったのは、主に40〜50代の社員たち。会社は彼らに一定の業務委託を保証することで、独立を支援。個人事業主化を促した。

※「電通は230人を個人事業主化 シニア社員の生きる道」(日経新聞)
   https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK087EI0Y1A100C2000000/ 
 

こうして昨年、約230人の「元電通社員」が世に放たれた。この記事は、その1人をきっかけに、はじまった仕事の話をしてみる。

※この記事は日経COMEMOの記事をもとにウェブ電通報が編集したものです。
    日経COMEMO記事はこちら

 

中小企業と電通。そして熊谷の百貨店。

電通社員が個人事業主になる意味の1つに「クライアントの幅が広がること」が挙げられるだろう。電通 は約6,000のクライアントと仕事をしているが、日本には382万の企業があり、99%は中小企業だ。大企業はわずか1.1万社しかな

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