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問題なく順調に進むプロジェクトよりも、問題を起こしながらそれを解決していくプロジェクトの方が最終産物がデカくなる

僕はアメリカの製薬会社で働く日本人研究者です。仕事がら僕が関わるプロジェクトというのは、将来薬になるかもしれない薬の種の研究開発です。とても幸運なことにいくつかの画期的新薬を世に出すプロジェクトに関わることができました。反面、それを遥かに上回る数の途中で開発中止となったプロジェクトにも関わりました。それらは、本当の薬となることなく、散っていきました。中止となったプロジェクト全てが完全に無駄になったという訳ではなく、将来のさらなる画期的新薬につながる重要な知見を残してくれたり、個々人に次のプロジェクト成功につながる貴重な経験を積ませてくれました。なので、それぞれのプロジェクトの最終産物というのは、世に出た薬だけではなく、そこで蓄積された貴重な新たな知見や個々人の成長・経験も含まれます。そして、これまでたくさんのプロジェクトに関わり、僕が痛感した法則が、「問題なく順調に進むプロジェクトよりも、たくさんのチャレンジングな問題を起こしながら、何とかそれらを解決し、育てていったプロジェクトの方が、最終産物がデカくなる」というものです。生体内の新陳代謝の機能によく似ているかもしれません。ずっと同じ細胞が組織に居座り続けるのではなく、年老いて機能が衰えた細胞は、自ら死んでいったり、免疫細胞に食べられて消滅し、その空いた空間を、新たに生まれた若い細胞が埋めて、臓器組織全体の機能を維持していく。プロ

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