山形庄内発、地域のサステナブルな未来づくりとは?
「オリジナリティ」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく本連載。第18回は、庄内という地で、山形県そのもののブランド価値を高めるべく、さまざまな取り組みを続けるスタートアップ企業ヤマガタデザインを紹介します。
インタビューの冒頭、「なぜか元気な会社のヒミツ」というシリーズタイトルで、いろいろなお話を伺いたいという取材意図を山中大介社長に伝えると、人懐っこい笑顔でこんな答えが返ってきた。「このタイトル、気に入っているんですよ。会社というものは、元気であることが一番だと思うから。僕の場合は、99%『カラ元気』なんですが(笑)」
東京の大学から、東京の大手不動産会社に就職。たまたま訪れた鶴岡サイエンスパークでの出会いから、それまで縁もゆかりもなかった山形県で、バイオ産業分野のベンチャー会社へ転職。それから2カ月後、わずか10万円の資本金でヤマガタデザインを創業。およそ8年をかけて、150人ほどの従業員を抱える会社にまで成長させた。この経歴だけで、一本の映画が作れそうなエピソードだ。
Iターン起業家が、地域に向き合い事業を次々と仕掛けていく。「ヤマガタ(山形)をデザインする」というのは、どんな試みなのか。山中社長に、直接、話を伺った。
文責:宮崎 暢(電通BXCC)
ヤマガタデザイン
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