EC売上100億円を突破したエイチ・ツー・オー リテイリング、2024年3月期に250億円を計画
エイチ・ツー・オー テイリングの2022年3月期におけるEC売上高は、前期比21.4%増の102億円だった。
中期経営計画(中計)最終年度となる2024年3月期のEC売上高は、現状の125%増となる250億円を計画。中計の事業戦略として百貨店事業の再建があり、その一環としてOMOスタイルの確立を進めている。
Webカタログの充実やオンラインコミュニケーションの強化、デジタル接客ツールの整備に加え、月間売上高1億円を突破したリモートショッピングサービス「Remo Order(リモオーダー)」など、リアルとデジタルを融合した新たな購入プロセスの開発と提供に取り組んでいる。リモオーダーによる売上高は年間50億円ペースへ引き上げる計画だ。
百貨店事業の再建について(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
2022年3月期の成果について、OMOスタイルの確立については、独自コンテンツの開発で一定の成果があったという。サスティナブルイベント「GOOD FOR THE FUTURE」、屋内型ファーマーズマーケット「PLATFARM MARKET」、各店地域マルシェなど、顧客との継続的な関係を構築している。
Webカタログへの掲載コンテンツを増やしたほか、EC・リモオーダーの利用拡大に向けて、教育などの支援体制を強化。顧客起点でのメディア再編も計画しており、デジタル上の顧客動
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