『マネジメントへの挑戦』
○1947 『マネジメントへの挑戦-従来の経営論は、現実に対してあまりにも無力である (復刻版)』 >一倉定/日経BP「一倉定」という名前は何度か目にしたことがあったのだが、著書は廃版になっていたり、やたらと高額だったりして、なかなか手を出せずにいた。この度、日経BP社から復刻版が、しかもKindleで出たということでさっそく手に取ってみた。内容的には古いものだが、読み始めると、その本質を突いた論旨にぐいぐいと引き込まれてしまった。これは当たりだろうと、ノートにメモしながら読み進めたので、まずはそちらを記録しておきたい。・これだけ主義とできるだけ主義。できるだけ、と欲張るのではなく、これだけ、と割り切る。やるべき範囲を限定して、やり遂げる。・計画と予想は異なる。計画通りにやることが大切。計画以上やるときは、計画そのものを見直す。計画とは一見達成不可能な無茶なものである。・最大の改善ではなく、これだけはやらねばならぬという「最小限の改善」が重要。・「どんな馬鹿でも予算を守ることはできる。しかし、守るだけの価値ある予算をたてられる人はめったにいるものではない」 ニコラス・ドレイスタッド・仕事の現実とは、(1)限られた時間のうちに、(2)不完全な資料をもとにして、(3)事態を把握し、判断し、決定し、行動するものである。・統制とは目標を達成しようとする執念である。・達成率ではなく「不達成率
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