サブスクリプションについて考える
「サブスクリプション」についてのメモです。商品価値と使用価値 サブスクリプションとは、「モノを売るのではなくサービスを売る」とひとまず考えると、消費者はモノの所有ではなくそのそのモノの持っている機能を使用する、つまりモノの商品価値ではなく使用価値そのものを受け取ることになります。 マルクスやルフェーブルは、本来は使用価値であるにもかかわらず、商品価値が「物神化」して流通し、しかも商品の供給が資本家によって独占されて、たえず市民や消費者が搾取される構造であるといって批判しました。 これをひとまず変えるためには、独占的供給の仕組みを変えて、消費者が生産者と直接結びつくことによって、むだなく必要なものを必要なだけ生産して消費するという「産直スタイル」を作ればよいのです。これまでは、物神化した商品は、不必要なモデルチェンジをして大量生産・大量消費・すなわち大量破棄によって、資本主義の経済成長が支えられてきました。これが経済的に不合理であるとするために、破棄の分も生産コストにいれたりもしますが、資源は無限ではなくCO2排出量の限界から、無限成長を前提としたシステムを変えて、とりあえずはこうした産直システムによって「スマート消費」が進められるべきであり、サブスクリプションはそれを支援するものであると、とりあえずは考えられるでしょうか。 それでは、商品(モノ)から使用(サービス)へというサブスク
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