これから、マーケティングはどうなるのか?
電通の現役戦略プランナー・阿佐見綾香氏の新著『電通現役戦略プランナーの ヒットをつくる「調べ方」の教科書』をもとに、ビジネスの成功に“直結”するリサーチの方法をお伝えする本連載。
青山ブックセンターで開催されたトークイベント「これから、マーケティングはどうなるのか?」より、『世界のマーケターは、いま何を考えているのか?』を刊行したブランドリサーチャーの廣田周作氏と阿佐見氏の対談を2回にわたってお届けします。
企業のブランド開発を専門に行うHengeを設立し、イギリスを拠点とするイノベーションリサーチ企業のチーフ・コンサルタントやVogue Businessの日本市場におけるディレクターとして企業の戦略立案に携わる廣田氏。電通の戦略プランナーとして化粧品や食品、レジャーなど幅広くマーケティング支援を行う阿佐見氏。共にリサーチを武器とするお二人の視点から、“調べること”の意義を語り合いました。
「勝ち抜くマーケティング」から「価値を残すマーケティング」へ
廣田:僕は元電通で阿佐見さんと同期だったので、このような場で再会できることがとてもうれしいです。まず阿佐見さんの書籍を拝読して最初に抱いた感想は、「この分厚さを書き切るのはやばいな」と(笑)。
阿佐見:ありがとうございます(笑)。
廣田
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