中国との付き合い方

国際銀行間通信協会は2021年12月の通貨別決済シェアで、中国の人民元が日本円を抜いて世界4位と発表しました。ドルが1位で40.51%、2位がユーロ36.65%、3位が英ポンド5.89%、4位人民元2.7%、5位日本円2.58%となります。米CSISの集計では、世界33000都市にネットとつながるハイクビジョン製カメラが普及しています。ヨーロッパで最も多いのはロンドンの33000台で、北京の26000台を大きく上回ります。韓国やベトナムも含め、世界中に中国製カメラが溢れかえっています。日経新聞が2020年の中国の住宅時価総額を推計したところ、95.6兆ドルと国土面積がほぼ同じアメリカの実に2.6倍の水準です。中国のGDPに占める不動産部門の割合は約3割。仮に不動産が2割落ち込めば、中国経済はマイナス成長となります。都市部は複数住宅を持つ富裕層が多く、見かけ上の持ち家率が90%超とシンガポールなどを抜いて主要国で最高です。空室率も20%を超え日本やアメリカを上回り、需給が完全に釣り合っていません。 中国国家統計局が2022/2/28に発表した2021年の国民経済・社会発展統計によると、1人当たり名目国民総所得（GNI）は1万2438ドルで、世界銀行が定める高所得国の基準（1万2695ドル超）に迫っております。コロナから経済が急回復した上、人民元高も進み、前年比20％の大幅増となりまし

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