コロナ禍で売上ゼロから、成長率323%の大逆転を遂げたアソビューの挑戦
本連載では、スタートアップ企業の起業家、経営者、投資家、CMOなどが、会社や事業の成長過程で直面した課題をどのように乗り越えたのか、スタートアップ支援を行なっている電通社員との対談形式でお届けします。
前回に続き、遊びの予約サイト「アソビュー!」を運営するアソビュー株式会社代表取締役CEOの山野智久氏に、電通の廣田元章がインタビューを実施。コロナ禍で会社存続の危機に直面する中、経営者として意思決定の拠り所にしていたこととは?
【アソビュー!とは】
全国各地の娯楽施設やレジャー体験など、“遊び”を検索・予約できるウェブサービス。450種類の遊びを7000施設以上紹介し、登録ユーザー数は約〇〇万人と、国内最大級の規模を誇る。
「社員の解雇」という合理的判断に背き、打開策を捻り出す
廣田:ミッションの改訂とともに、コーポレートロゴやサービスロゴも刷新し、アソビューの新しいブランドアイデンティティをいよいよお披露目するぞ!というタイミングで新型コロナウイルスの流行が起こりました。
言わずもがな、遊び産業は外出自粛による大打撃を受けてしまいます。会社の存続自体が危ぶまれる状況にどう立ち向かい、どう乗り越えていったのかについては山野さんの著書『弱者の戦術』(ダイヤモンド社)に詳しく書かれていますが、僕が特に印象
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