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本音と建前 | daily

表と裏、内と外、本音と建前といった形で顔や言葉を使い分けるというのはコミュニケーションにおいてはよくあることだったはずですが、最近ではこうした使い分けというのが機能しないというか、表と裏の境がなくなってきているのかもしれません。東京オリンピック関連の失言問題でも、企画会議などの本来であれば公共に属さないような内容も取り沙汰されて問題とされてしまうというのはいかがなものかという意見も散見されましたし、今回の牛丼事件においても、私学の講義という場であったことは少しだけ気になるところではあります。まあどのような場でも品行方正であれば何も問題にはならないわけで、インターネットによって全てが接続されてしまった以上はあらゆる場所が公共空間になったという意識を持たねばならないのかもしれません。ちなみに、本音というのは露悪的なものであるべきだ、というような性悪説に基づく話をされることもしばしばありますが、昔から裏表のないような人というのはけっこういたような気がいたしますし、何考えてるか分からない、と言われがちな人は実際には何も考えていないという場合も多いということはもっと知られてもいいのではないかとは思います。ビジにネスにおいて戦略的であることが称揚されるようになったのはビジネススクールの流行と、産業構造の変化が両輪だったのだろうなと思うのですが、戦国時代でも戦略はあったでしょうし、パリピ孔明の時

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