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企業とは、「公器」(こうき)である

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「オリジナリティ」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく本連載。第17回は、福岡を拠点にIT技術を駆使しつつ、「花業界」いうビジネスの革新に挑むスタートアップ企業CAVIN(キャビン)。そのチャレンジの根底にある思いや願いに迫ります。


小学校、中学校と、バスケットボールのキャプテンを務めてきたという代表取締役社長CEO のYuya Roy Komatsu氏(取材時に、ロイさん、ロイさん、と呼ばせていただいていたので、以下、Royさんと記述させていただきます)。
「5人で戦うバスケって、試合中、チームメイトが一人でも退場になってしまうと、もう無理。残りの4人でどんなに頑張っても勝てるわけがない。でもそこに、チームプレイの面白さがあると小学生のとき気づいたんです」

そんなRoyさんの言葉に、ふと自身の記憶がよみがえった。種目はちがうものの、僕も学生時代、ハンドボール部のキャプテンを務めていた。当時の監督から言われたことで、今でも印象に残っている言葉がある。「キミはキャプテンとして、勝つチームにしたいのか?それとも楽しむチームにしたいのか?」というものだ。花とは、まったく結びつかない話である(やれやれ…)。

でも、インタビューを進めていくにしたがって、そのあたりが、心地よくつな

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