私は仕事柄、多くの経営者の方々や従業員の皆様にお会いします。事業承継が課題の会社もかなりあります。事業承継が課題となるのは素晴らしい会社とも言えます。通常の会社は事業承継する前にダメになっているからです。事業承継は親子間承継が多いと思われます。ここがさらに難しくします。親が子を思う心に勝る心なしとも言います。従業員から社長になるケースとの大きな違いがここにあります。また、子は親を超えたいとの考えも常にあります。私が見てきた失敗のケースをご紹介します。社長の長所と短所の差が業績です。これを仮に数値化すると、例えば、社長の長所を8、短所を3とします。その場合、差額としての5が業績となります。このような状況で会社を引き継いだ子供はどう思うかです。親子間の問題もありますが、失敗するケースは親の短所3を是正することに注力することです。そうすると親の短所の部分が減り、業績も上がるだろうと子供は推定しますが、実は短所が減っても子供の自分の社長としての長所(最初は2くらいであることが多いです)が示せない限り業績は悪化します。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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