悩みを減らすために、“自分に冷や水を浴びせる”。古舘伊知郎が語る「自我」との上手な付き合い方とは?
悩みごととの付き合い方。この永遠とも思えるテーマに、日々もがきつづける方も多いと思います。自分の人生の一大テーマは「自我を低下させること」。そう話すのは、言わずと知れた名アナウンサー、古舘伊知郎さんです。自身も自我に悩みつづけている古舘さんがR25世代に向けて語ってくれた「自我との上手な付き合い方」、ぜひ最後までご覧ください。【古舘伊知郎(ふるたち・いちろう)】立教大学を卒業後、1977年テレビ朝日にアナウンサーとして入社。プロレス実況が人気を誇り、フリーとなった後はF1などでもムーブメントを巻き起こす。一方、「NHK紅白歌合戦」など、NHK・民放全局でレギュラー番組の司会者を担う。2019年4月、立教大学経済学部客員教授に就任。2020年には、YouTubeチャンネル「古舘伊知郎チャンネル」を開設悩みが尽きないのは、「自分100%」になっているから「本当は、自分というものは存在しない」。僕は母校の立教大学で「言葉」「仏教」「脳科学」「情報化社会」を融合させたテーマを教えていますが、若い人たちにいつも伝えていることです。今は何かと「自分らしさ」が問われる時代ですが、それにとらわれすぎて「自我の塊」になってしまうと、悩みも倍化しますよね。でも、自我が小さくなれば、悩みや葛藤も小さくなるんです。「まあいいか」と思える余白が生まれますから。この「自分という存在は“虚妄”である」というのは
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