現在の日経平均株価や株式市場の状況と今後の見通しについて、アナリストの藤井英敏さんが鋭く分析! 日経平均株価は非常に強い動きを続けています。3月9日の昨年来安値2万4681.74円で底入れした後、25日には2万8338.81円まで上昇するなど、日経平均株価は強烈なリバウンドを実現しました。日経平均株価がここまで強い動きとなっている背景は、「強い米国株」と「強いドル」です。現在の米国の株式相場に最も大きな影響を及ぼしているのは、原油先物価格と見ています。一方、「強いドル」に関しては、「日米の金融政策の違い」と「日本の貿易赤字が定着するとの観測」が主因です。今後の展開ですが、想定外の悪材料が飛び出さない限り、「強い米国株」と「強いドル」は続くと見ています。しかし、3月29日は3月末配当の権利付き最終売買日です。翌日からは配当狙いの買いはほぼ入りません。とりわけ、権利落ちで高配当株への資金流入が鈍る可能性が高そうです。
Source: ダイアモンドIT
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