足元で起こっていること

昨日、コンビニでピザパンを久しぶりに買ったのですが、明らかにサイズが縮んでいることに気付きました。ご存知の通り、いま戦争が起こっているロシアとウクライナは小麦の生産地ですから、小麦の価格は急騰しています。さらに円安も加わって、パンを作っている企業としても、もうこれ以上我慢できなくなってきているのでしょう。今までは、経済の指数などが私たちの日常に、直接影響することはありませんでした。いえ、本当ならリーマンショックや震災のたびに、煽りをくった人はいたはずなのですが、社会がそれを黙殺し、「職を失った人にも何か問題があったんだろ」ということにして、多数派の人たちは何食わぬ顔で日常を過ごしてきました。しかし今回の危機は、ほぼすべての日本人が、否応なしに襲われる性質のものです。食費や電気代などが二割、三割のオーダーで値上がりしても全然平気という人は、そう多くないでしょう。実際は、そんなものでは済まないかもしれません。現時点でそこまで想像している人は少ないでしょうが、最悪の場合は、食料も燃料も入ってこなくなる可能性すらあるのです。そうなってしまえば、お金がいくらあっても何にもなりません。今、ドル円のレートは1ドル122円ですが、これがいつ下げ止まるのか？が一つの焦点になるでしょう。現状の円安を、「アメリカの金利が上がって、ドルが強くなっているからだ」と見る向きもありますが、円がドル以外の通貨に対

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