2020年より世界中でまん延し続けるコロナ禍が、一向に立ち去らない。第6波が漸くピークアウトを見せてはいるものの、これまでも世界に名だたる製薬企業各社によるワクチン開発の進行とコロナウィルスの変異スピードとのイタチごっこが続いている。「収束」という言葉を待ち遠しく思う時期もあったが、そもそもこの言葉自体が適切ではなく、インフルエンザと同じように人間社会と「共存」し続けていくのだろう、と最近では思うようになっている。一方、コロナ禍以前からの人類共有の深刻課題として、気候危機や生物多様性といったサステナビリティに関する課題が挙げられる。近年では、グリーン・リカバリー、グレートリセット、リ・ジェネレーションなど、サステナビリティに関連する様々な用語も浮上してきている(余談だが、用語の背景にあるコンテキストへの理解が人によってバラバラだと強く感じている・・・ このようだと、合意形成上の大きな壁となってしまう・・・)。それに加え、日本国内においては2つの深刻な課題を抱えている。1つは、少子高齢化の進行と人口減少、もう1つは、国際競争力の低下である。前者は量的観点、後者は質的観点からの課題とも言えよう。日本が直面するこれらの深刻な重要課題に対して、私たちはこれからどのように立ち向かっていけば良いのか。その一案について、考えてみたい。日本が頭を悩ます2つの深刻な重要課題続きをみる
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