ノー•レイティングと組織設計とHRBP 〜イノベーションを生む組織になる
パフォーマンス•マネジメントのトレンドの一つにノー•レイティングがあります。ところが、日本企業では全くと言って良いほど進んでいません。ほぼ話題にすらなりません。きっとなにか、理由があるに違いない!その理由は、日本企業の「組織設計」「組織の自律」という切り口から、ある程度説明できるとおもうのです。レイティング(伝統的な人事評価システム)がイノベーションや心理的安全性を阻害すると言われたりしますし、それは正しいとおもいます。それなのに、日本企業において「じゃあ、レイティングをやめちゃえ!」とならない原因。結論から言うと、日本企業の組織のあり方にあります。組織のあり方を変えない限り、ノー•レイティングは機能しません。••ノー•レイティングにすると、実際には、どんなことが起きるのでしょうか。レイティングという組織を覆う「盾」をとっぱらうことで、組織マネジメント上の課題が赤裸々になりました。レイティングがなくなり、真っ先にうろたえ、不満の声を上げたのは、大きな組織のリーダーと人事部門でした。なぜならば、レイティングがなくなることによって、組織のなかで誰が優秀か、誰がそうでないかがわからなくなってしまったのです。人の配置や研修派遣の人選などの時に不都合がでたり、統計データがとれなくなるからです。その点において、大きな組織のリーダーと人事部門の利害関係は一致します。さて、どうしたものか?!取り組
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