理念が明確でかつそれがブランドになっている企業は、日本では少ないと思う。とりわけ社会の課題への姿勢を打ち出しているとなると思い浮かばない。前回取り上げたPangaiaは新興企業であるが、約50年前に創業したpatagoniaは環境に配慮するブランドイメージが消費者に認知されている企業。そんなpatagoniaが、昨年12月日本酒｢自然酒 五人娘｣を発売した。patagoniaが食品事業、日本酒まで展開していることに驚いた。食品事業を展開する理由を、｢新しいジャケットは5年か10年に一度しか買わない人も、1日に3度の食事をする。我々が本気で地球を守りたいのなら、それを始めるのは食べ物だ｣と創業者は語っている。patagoniaが手を組んだ「寺田本家」は、製法は近代的な工業型発酵技術を採用したものの、30年以上前に江戸時代から続く発酵工程に立ち返っている。原料の用いる米は農薬や化学肥料を使用しており、patagoniaが選ぶパートナーとして相応しい。このように理念とアクションが統一していると、ブランドとしても強くなる。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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【018】Today’s Branding Topic
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