1大阪紡績会社。綿花から綿糸を生産する紡績業は1880年代後半以降、本格的な機械製紡績機を使用した大規模工場での生産を本格化し、日本における工業化進展の端緒となった。また、紡績業は原料の綿花をインド、紡績機を欧米から輸入し、製品の綿糸を中国に輸出しており、従来の原料輸出・製品輸入型から製品輸出・原料輸入型の貿易構造へ変化を促した。2企業勃興。第一国立銀行。華族は秩禄処分で発行された金禄公債証書、政商は政府の保護下で獲得・蓄積した富、寄生地主は小作料収入を元手に資金を投下して、それぞれ株式会社を設立した。31890年恐慌。鉄道・紡績会社への株式投資が集中して、金融機関の資金が不足しており、企業の資金調達が困難となっていたところに、全世界的な不況の影響で、生糸をはじめとする日本製品の輸出が減少し、企業業績が悪化した。さらに株主が企業の業績悪化を受け、株式の投機的な売却に動いたことで、企業の株価が暴落した。(400字)続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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