組織においてコミュニケーションが必要不可欠だというのは自明である。つまりある組織が円滑に物事を進めていくためには、その構成員同士が普通に意思疎通できる環境が大切であるということだ。 これは一見したところ正しく、だからこそどのような組織においても、この「コミュニケーション」を重視して、滞りなくこれが行われるような仕組みと雰囲気作りをしている。 しかし、それでもなお組織におけるコミュニケーションの問題はなくならない。組織から構成員が抜けていく理由の最もポピュラーなものが、人間関係であり続けるくらいには。 端的なこの問題としては、実のところ「コミュニケーション」が不足しているからでも、そのための仕組みづくりが不十分だからでもない。 どのような組織も、そしてその長も、コミュニケーションが大切だとは分かっていて、実践もしているからだ。それぞれを分かろうとし、意見を尊重し、そして知られようとする。 だがそのような「コミュニケーション」を継続させようとすればするほど、そのやり方は押し付けでしかないことに気づかない。意思疎通や交流を「しなければならないもの」と位置づけてしまったがゆえに、その意識ゆえに、私達はいつのまにか「コミュニケーション」を義務として、あまつさえ目的としてしまっている。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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