いい会社って？

社長の指示により、ある部門に所属する、数十名にのぼる社員全員と面談することになった。その部門は最近退職者が多いので、何かしらの不満を社員たちが抱えているのではないかと社長が心配し、その辺を探るため私が派遣されたという次第である。私は役員でもなく一介の課長職でしかないということと、この面談の企画は社長の発案であるということを考え合わせると、面談する社員の側は私のことを会社側と従業員側の間の、相談相手としてちょうどよい存在とみなすのではないだろうか。それゆえ、この際、会社に対して言いたいことを言ってやろうという人も中にはいるのである。その逆にあくまで警戒を解かずに無難なことしか話さない人もいるのであるが。面談相手の出方は様々であるが、いずれせよ今回の社長からの特命ミッションにおける私の責任は重大であり、あまり変なことを言えばかえって会社が見放されてしまい、さらに退職者が続出してしまうという事態にもなりかねず、うまい対応が求められるのである。そうした中、一瞬返答に困る問いを投げかけられることもある。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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