不足を補う
「ここを、こうしたい」という理想を持ち、けど現状は追いついていないという段階はある。そんな時、まずは自分ができていることを説明することで、なぜそれができるのかを理解していることが重要だ。それによって、できていない理由も明らかになる。できていることは、それに見合った思考方法が確立されるからである。できていないことがあるならば、発想方法が違うことを意味していると理解したら良いのではないだろうか。たとえば、すぐ役に立つのか、長期的にみて役に立つのかで外からの見え方は明らかに異なる。すぐ役に立ち、バリバリ問題を解決できる人が長期のビジョンを持っているとは限らない。一方、何年も先のことを考えている人ほど、普段は悠長に構えているように見え、処理能力が高いとは思えないこともある。緊急と重要のどちらを大切にするか、という話にもつながるかもしれない。緊急性は理解できるが、重要性を感じつつもなかなかそちらに手を出して行けない人。緊急性は理解しているが、どうしても後回しにして重要で価値がある方を先にやってしまう人。その選択の根底には、思考方法や価値観といった要素がきっとある。それでも、自己をきちんと持ち、自己の不足点を知っていることで今の自分にできる決断を重ねる。そして、できていないことへのまなざしと行動によって少しずつ成長を図ることもできる。自己を大切にしながらも、壁を越えていくことで思考や価値観にフ
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