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リスクマネジメント、インテリジェンスと確率思考

前回は、VUCA時代ではリスクマネジメントやインテリジェンスの思考が重要であると述べました。そして、その基本にあるのか「確率思考」です。確率思考と言うと難しく聞こえるかもしれませんが、要はどれぐらいの確率で起きて欲しいことが起きるだろう、または起きて欲しくないことが起きるだろうと考えることです。確率の数学的な定義は、起こった事象の数をすべての事象が起こる数で割ったものですが、ビジネスや生活の場では、そのどちらについても正確な数字を手に入れることが極めて難しいといえます。例えば、ある取引先との取引で、これまで10回の納品で3回入金遅れがあったとしましょう。この取引先とは今後ともお付き合いを続けていかなければならない。しかし、この取引先からの入金が遅れることは、自社の資金繰りに大きな影響を与える。その場合どの程度の運営資金を引き当てておくかは1つの大きな経営判断になります。会計的には、売掛金残高のうち回収不能と考えられる割合をかけたものを貸倒引当金として計上することができます。このケースでは結果的に入金されているので貸倒れにはなりませんでしたが、企業経営の立場からは、貸倒れや取引先の倒産などの最悪の事態を想定せざるを得ません。そこで必要なのは、取引先からの入金遅れ(売掛金の回収遅れ)の確率になります。それをどのように計算するかは、主に2つの考え方があります(数学的な厳密性をかなり省略し

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