美容室の開業 友人から「出資しようか?」と言われたら?
美容室の独立をしようとした時に、金融機関以外でお金を借りる人も稀にいます。一番多いのは、身内からの借入です。身内以外では、勤務していたお店のオーナーからの「お金を貸そうか?」と言われることもあります。中には、お前がお店を出すなら「出資しようか?」と言われる人も聞いたことがあります。こういった申し出を受けて開業しても大丈夫なのか?これまでの体験談からお話させていただきます。〇お金を借りるくらいなら、お金を出してあげる。 ご両親からお金を借りて美容室の開業をする方もいます。1000万円近くのお金をご両親から借りたという人もいます。創業に必要なお金の全額ではないにしても、ご両親から数百万を借りて、金融機関からもお金を借りて開業する人も少なくありません。 身内からの資金調達で注意が必要なのは「贈与」と判断されないようにすることです。両親から1000万円のお金を受け取った場合、これが贈与であったすれば275万円の贈与税の支払いが必要となります。 贈与とは、「あげる」という意思表示と、「もらう」という意思表示があって成立します。もらう側が「借りる」という認識であれば贈与は成立しません。ただ、「借りた」つもりでも、「借りた」お金であることが証明できなければ、「贈与」と認定される可能性もあるため注意が必要です。両親から借りたお金であれば、必ず「金銭消費貸借契約書」を作成し、決められた返済を実行し
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