近年、社会問題となっている、若くして祖父母、両親の介護を担わざるをえなくなった「ヤングケアラー(若者介護者)」の存在。奥村シンゴさんの『おばあちゃんは、ぼくが介護します。』は、みずからの壮絶な体験をもとに、この問題に鋭く迫った一冊だ。そんな奥村さんが経験した、コロナ禍での母の介護。前編〈「ここにいたら歩けなくなる」精神科病院に予期せぬ入院をした67歳母が怯える「不安な環境」〉で述べたように精神科病院の「隔離室」に入院せざるを得なかった彼女にふりかかった、さらなる悲劇とは。
Source: 現代ビジネス
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