暗号資産エコシステムにおいて、ウォレットはおそらく最も重要なタッチポイントであり、取引所やスマートコントラクトへのゲートウェイとして機能する。このため、人気のウォレットアプリを開発しているスタートアップは、消費者の暗号資産への投資機会に最も近い場所に位置していると同時に、骨の折れるオンボーディングの課題や過酷な詐欺環境など、Web3の未解決の問題の多くに取り組む責任を負っている。
Phantom(ファントム)は、Solana(ソラナ)エコシステムの主要なウォレットアプリの1つで、投資家やデベロッパーが過去1年間で価値が爆発的に上昇したEthereum(イーサリアム)の競合製品に注目した結果、勢いを得た(この比較的新しいトークンも最近の暗号資産の暴落で大きな打撃を受け、変動が激しいことが判明しているが)。
サンフランシスコの暗号資産スタートアップである同社は、このSolanaへの注目を、Paradigm(パラダイム)がリードする12億ドル(約1382億円)の評価額の1億900万ドル(約125億5000万円)の資金調達ラウンドに変えた。このモンスターユニコーンラウンドは、Andreessen Horowitz(a16z、アンドリーセン・ホロウィッツ)がリードする900万ドル(約10億4000万円)のシリーズAをクローズしてから6カ月後のことだ。当時のアクティブユーザー数は4万人だったが
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