米国在住のアナリスト広瀬隆雄さんが解説! 今、アメリカの消費者物価指数は前年同期比+7%で上がっており、過去39年で最悪の上昇率となっています。それはつまり、投資戦略を考えるうえで我々が参考にしなければいけない過去の事例は、決して2017年などではなく、今と同じように高インフレにアメリカが苦しんだ1970年代であるべきだということです。1973年に利上げが始まるとニフティ・フィフティ株は次々に暴落し、グロース株の恐ろしい弱気相場が到来しました。2022年の場合、年初からのS&P500指数の下げ幅は−7.0%、ナスダック総合指数の下げ幅は−12.0%となっています。一見すると下げ過ぎのように感じ、「もうすぐ上昇に転じるかも」と期待する読者もいるかと思いますが、今のインフレ環境が過去39年で最悪であることを考えれば、ここは慎重に相場を見極めたほうが良いということがおわかりいただけると思います。
Source: ダイアモンドIT
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