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敗金主義者と税

 相変わらず働けど働けど、働きたいくないけど、だからなんだけど、我が暮らし楽になりまセン。どうしてか理由はわかっているんです。私が拝金主義者だからなんです。 さて、弱音を吐いたところで今回は税金について、敗金主義の観点から語りたい。まず、税金は誰もが心の奥では払いたくない、と思っていると思う。なるべくなら他の誰かに多く払ってもらって、自分は少なく最低限で済ませたいのではないだろうか?実際、資産家の権力者、投資家、政治に影響力を持っているだろう方々の税制は多くの国で優遇されている。自分は税金を喜んで払う、と言うのは正直者で気持ちのいい人だろうが、この高度貨幣拝金主義世界では愚か者なのであろう。もっとも、そんな人であっても、税金の意味について深く考えたことがある人がどれくらいいるだろうか? まず、納税は義務となっているが、そこに疑問を持つべきではないだろうか?なんで私達は納税せねばならんのか? まず、多くの人は「公共サービスを維持するため」と考えるであろう。金を払うからこそ公共サービスを維持できるのだし、その恩恵に預かれるのだから当然だ、と言う考えである。これは一理ある。ただ、これは建前であって、実は今払う税金は未来への投資であって、今受けている公共サービスは先人が行った過去の遺産の方が多いのである。公共事業の類はそれが顕著だし、あらゆる設備もそう言える。人件費などは今に直結するだろう

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