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エッセー:古い羅針盤110章「経済学の平易入門」

経済学は比較的元エンジニアには定量的という面から受け易いものでもあるし、投資活動をする意味でも市場動向を理解するにも必須の学問だろう。このブログでも何度もお馴染みの書籍分野である。それでも、現在の世界状況や日本の財政状況も踏まえた丁寧な説明書籍は少ない。「ネットニュースではわからない本当の日本経済入門」:伊藤元重氏を読んでいる。2021年9月に刊行された本なので、コロナ禍の世界情勢も含まれ、アベノミクスの検証時期にもあたる書籍だ。章は0)戦後復興政策と長期低迷の脱出策が議論、1)コロナ危機からの回復はいつか、2)デジタルとグリーンがなぜ重要なのか、3)見直されるケインズ経済学、4)コロナ危機が働き方改革を加速、5)ゼロ金利政策の深堀とは、6)巨額の債務は何をもたらすか、7)先進国に共通する長期停滞と格差拡大、8)貿易収支の背後にマクロ経済問題、9)バブルも危機も繰り返す、に分かれている。殆どが普段から目にし、耳にする話題であるが、流石経済学者故に、定量的且つ具体的事例を元に、明確な結論と提案を述べてゆく。本文では、コロナ危機を乗り越えるために、経済危機回避の為に行った金融緩和策が各国の財政を悪化しつつある現状を説明している。そして、日本を含め、肥大化した国家財政の正規化に向けて、パンデミック収束後は急速な金融引き締めが始まるだろう。この章では其処までは触れず、日本の失われた20年間

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