起業家、経営者にとって大事なのは、世の中を見抜く力です。1つの事象をどう捉えるかで、ものの見え方も、そこから得られる情報も大きく変わります。そうした「着眼点」、実はトレーニングによって鍛えることができるのです。累計20万部を超えるベストセラーとなった『戦略思考トレーニング』シリーズでおなじみの経営コンサルタント・鈴木貴博氏に解説してもらいましょう。
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経営者に必要な「着眼点」の鍛え方 第116回・メニュー設定に隠されたある工夫
いきなりですが、クイズです!
昨年11月、大阪にある日立物流の物流センターで火災がありました。かなり大きな物流倉庫で、鎮火するまでに5日ほどかかったそうですが、実はこの火災が原因で、西日本を中心にある業界の品物が不足してしまう事態となりました。さて、不足してしまった「あるもの」とは一体何でしょうか?
クイズの答えの中に、着眼点を鍛えるポイントがある
昨年12月、アメリカで巨大竜巻が発生し、Amazonの物流倉庫に直撃したニュースを覚えている人もいるかもしれません。
竜巻の直撃で倉庫の屋根が吹き飛び、建物の大部分が倒壊した様子はかなりショッキングなものでした。と同時に、あれで多くの品物がダメになったかと思うと、何ともいたたまれない気持ちになったものです。
さて、その少し前、日本では日立物流の物流センターで火災があり、「あるもの」が
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