IBMが2021年第4四半期の決算を発表した。そのニュースは単に「良い」というものではなかった。ほぼ10年間、売上高がマイナス成長または低成長だった同社にとって、それはすばらしいものだった。IBMは、前年同期比6.5%増の167億ドル(約1兆9000億円)の売上を計上した(恒常為替レートベースでは8.6%増だ。ドル高により多くの企業が為替変動で対処している)。
この堅調な結果は、176億ドル(約2兆30億円)を少し上回る、はるかに控えめな0.3%の成長を記録した2021年第3四半期に続くものだ。そしてこの朗報は、同社が190億ドル(約2兆1625億円)のインフラストラクチャーサービス事業をスピンアウトした後にもたらされたものでもある。企業が大きな事業を失い、それがこんなに早く有利に働くというのは、少し直感に反するように思えるかもしれないが、それは、ほぼ完全にクラウドに集中すると判断したCEOのArvind Krishna(アルビンド・クリシュナ)氏の考えの大きな部分だったようだ。
関連記事:IBMがインフラサービス事業を「Kyndryl」として正式に分社化
同社が何年も低迷し、一時は22四半期連続で売上がマイナス成長するのを見てきた。前CEOのGinni Rometty(ジニ・ロメッティ)氏が2019年に社を去り、クリシュナ氏が就任したとき、同氏は今後変化が起こること、そして自身の
スポンサーリンク
まだ死んでいないよ、IBMの第4四半期における収益の伸びが加速
最近の投稿
- 【寄稿】日本製鉄:バイデン氏を訴えた理由 – WSJ PickUp
- メタCEO、トランプ氏寄りの「新しい自分」を披露 – WSJ PickUp
- ジャフコ「セクハラ問題」に政投銀は曖昧な姿勢 政府系金融機関が問われる「ビジネスと人権」意識 | 経営 | 東洋経済オンライン
- 東大生実践、試験の不安消す「前日の過ごし方」4選 試験当日に焦らないための簡単な秘策を伝授 | 現役東大生が解決!受験お悩み相談室 | 東洋経済オンライン
- コマツの「ドル箱」を中国企業が浸食!油圧ショベル2000台の大型調達案件の半数を納入…日系vs中国シェア争い最前線 – 建機 陥落危機 メーカー&商社“背水の陣”
- 建機ビジネスで下剋上!?中国メーカーの挑戦を受けるコマツ、日立建機と総合商社の生き残り戦略の真価とは – 建機 陥落危機 メーカー&商社“背水の陣”
- 東急社長が明かすグループの成長戦略、本拠地・渋谷での「呪術廻戦」コラボはまさに“象徴”だった! – 総予測2025
- TikTok owner ByteDance powered an e-reader’s unhinged AI assistant
- 原油相場はトランプ新政権発足でどうなる?やや上値試しも米中景気など強弱材料が交錯 – マーケットフォーカス
- 後発薬大手、沢井製薬の系列販社が「草刈り場」に!調剤薬局による買収合戦の裏事情 – 医薬経済ONLINE発
コメント