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井上達彦著「ゼロからつくるビジネスモデル」を読んで〜第二部〜

第二部では分析から発想の飛躍が書かれている。ここでは見えない仕組みをきちんと読み取り、模倣することの重要性が書かれている。同じ業界、業種であっても、生産プロセスが異なることは非常に多い。きちんと仕組みを理解せず模倣すれば市場で勝つことはできないことは歴史が示している。また、反面教師による発想も有効であるとされている。良いビジネスモデルを逆にすることで、違うニーズに対して価値を創出することができる。これはドラゴンゲートの事例からもわかるように、低迷期にあるモノやサービスの逆をつくことは有効な手法であるかもしれない。逆をつくためのフレームワークとして、アクションマトリクスは非常に汎用性が高いと言える。取り除く、減らす、増やす、付け加えるという要素をマトリクスにして、従来の価値とのバリューカーブを比較することで、どの項目が従来と異なるのか、従来のものとどれくらい違うのかが客観的にわかるようになる。また、当たり前を疑うことの重要性についても書かれている。これはメルセデスベンツを例に、既存イメージを再定義することによって障害をなくし、市場を拡大させることができた事例が記されている。当たり前を疑うためには3つの目が必要である。俯瞰する目、流れを見る目、細部を見る目である。これらの目を駆使すれば当たり前を壊すことができるかもしれない。2部の最後には未来発想について書かれている。過去のトレンドや未

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