河出書房新社からから出ているこの本に、ひと目で心を惹かれて、すぐに購入しました。内容は、従来の経済学が無視する、女性の無償労働などにも価値を見出し、経済学を再構築しようとする…そんな感じです。また、訳者の高橋璃子さんのあとがきも簡潔でかつ、的を得ています。例えば、GDPは家事などの市場の外で行われる労働については測定しません。これについて、“何をGDPに含めて、何を含めないのかは政治的な問題です。測るべき実態があってそれを測っているのではなく、政治の都合に合わせて、何を測るべきか(何に価値があるとし、何を無価値とするか)の線引が行われてきたのです。”と述べています。こうしたことは言われてみれば普通のことかもしれませんが、それを万人にわかりやすいように言語化した点に、この本の価値はあると思います。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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