「排ガス規制」関連銘柄について、アナリストの村瀬智一さんが解説。米国のラスベガスで1月5日〜8日に開催された世界最大のテクノロジー見本市「CES 2022」では、先週の本コラムで取り上げた「メタバース」分野をはじめ、数多くの技術が紹介されました。そんななか、大きな話題を集めたのが「モビリティ(交通・移動手段)」で、特に「EV(電気自動車)」関連が注目を集めました。「CES 2022」でEVが注目を集めた大きな理由のひとつとして、社会情勢の変化が挙げられるでしょう。ただ、将来的なEV・FCVの普及は見込まれるものの、原材料価格の高騰や電池材料の高機能化の必要性など、本格的な普及にはまだ時間がかかると思われます。そのため、EV・FCVの本格普及の前段階として、排ガス中の有害物質である炭化水素や一酸化炭素、窒素酸化物を除去する「排ガス浄化触媒」などの需要が拡大することが見込めます。
Source: ダイアモンドIT
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