1.ﾌﾀﾀを巡るM&A

引用元URL：http://www.ohmynews.co.jp/mob/News.aspx?news_id=000000000026九州の有力紳士服ﾁｪｰﾝ､ﾌﾀﾀを巡るM&Aは､ご存じの通り､ﾌﾀﾀがｺﾅｶを選ぶことで決着した｡初回は､このﾆｭｰｽを題材としてﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞ脳を鍛えていこう｡■3つの差別化戦略とお客様にとっての価値競合他社と戦っていく基本戦略は､｢差別化｣だ｡大別して3つの差別化戦略がある｡1)手軽軸での差別化: 無難に良いものを低価格で提供｡薄利多売となり､低ｺｽﾄ大量生産･大量販売を志向する｡2)商品軸での差別化: 高品質で優れた製品により差別化する｡技術開発､高級志向となり､価格は上がる｡3)密着軸での差別化: お客様の声を聞き､できるだけ実現させて差別化する｡わがままな希望をかなえるため､価格は上がる｡ﾗｰﾒﾝ屋でも､1)1杯290円の低価格ﾁｪｰﾝ､2)麺･ｽｰﾌﾟにこだわり味で差別化する個店､3)顧客の顔を覚えて会話するなじみの地域店--とこの差別化戦略がほぼあてはまる｡この3軸は､言い換えれば､｢お客様にどのような価値を提供するか｣だ｡｢より手軽に安く｣｢より良い商品｣｢より希望を実現｣という価値をそれぞれ提供し､競合に勝つわけだ｡AOKI､ｺﾅｶ､ﾌﾀﾀなどの紳士服ﾁｪｰﾝは､手軽軸の､特に価格を重視した戦略がお客様に評価されてきたのだ

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